水銀計(水質用)・加熱気化全自動水銀測定装置(固体用)

日本インスツルメンツ製RA-4300
日本インスツルメンツ製MA-2000

試料中の水銀(一般には化合物)を気化させることなく酸分解法等による前処理を実施し、金属水銀とすると蒸気圧が高く室温でも容易に気化して原子状水銀になります。この水銀蒸気の253.7nmの紫外線の共鳴吸収を利用する定量法は、冷原子吸光法といい極めて高感度です。
試料の中から金属水銀を原子状水銀として気化させるため、現在一般的に使用されている方法には還元気化法と加熱気化法があります。



弊社では、還元気化法は主に水質試料用の水銀計(日本インスツルメンツ製RA-4300)として、河川水、工場排水、土壌溶出液などの液体試料について水銀測定を行います。液体試料について湿式前処理を行い、すべての水銀を2価の水銀イオン(Hg2+)にします。この湿式前処理後の試料に塩化スズ(Ⅱ)溶液を加えると、2価の水銀イオン(Hg2+)は0価の金属水銀に還元され、バブリングすることにより水銀ガスとなります。バブリングによって発生する酸ミストや水蒸気を電子冷却ユニットなどで除去した後、水銀ガスを吸収セルへ導入し、測定します。



また、固体試料用の加熱気化全自動水銀測定装置(日本インスツルメンツ製MA-2000)では、試料は予め設定された条件にて加熱分解され、水銀を原子化し、特殊な水銀捕集管に金アマルガムとして水銀のみを濃縮します。測定に不要な妨害成分は、試料加熱管などの除去機構で完全に取り除きます。その後、水銀捕集管を再加熱し、気化した水銀を原子吸光法で測定します。

各種分析事例

  • 水質分析(河川水・地下水・工場排水)
  • 農地・環境士壌・汚染土壌・残士分析
  • 環境負荷物質調査

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