材料評価事業部①

部署紹介

 当部署では、金属材料(鉄鋼・非鉄)製品の規格分析をはじめ、鉱物、セラミックス および ガラス製品などの構成元素の定量分析、有機・無機材料中に含まれる不純物元素の微量分析のほか、グリーン調達に関連する製品中の環境負荷物質などの湿式分析を主業務としています。さらに、元素分析だけでなくX線回折法(XRD)による化合物の同定(定性分析)や示差熱-熱重量同時測定装置(TG/DTA)による材料の融点、分解温度等の測定も担当しています。
 お客様の試験目的に合わせた様々な試験方法をご提案し、湿式分析と機器分析を併せた総合的な評価を行います。

私たちの強み

 当社設立時に発足した当部署は、半世紀以上の長い歴史があり、原材料から複合材料まで膨大な分析実績により培ってきた技術と経験を備えています。湿式分析で重要なことは、分析対象となるサンプルの目的成分を完全に溶解することです。サンプルの主成分や目的成分の情報をもとに、それに見合った最良の溶解手法を選択するように取り組んでいます。単に分析データをご提供するだけでなく、そのデータから導き出される製品に関する評価も行っています。

お客様へのメッセージ(入社35年目:技術スタッフ)

 化学分析の中でも私たちが担当している湿式分析は、技術者の技量が求められる分野です。高度な分析装置の開発により、精度のよいデータが得られる昨今ですが、湿式分析の分野では、正しい分析データ(真値)を得るために、サンプルの溶解や滴定などの実験上の操作は勿論のこと、得られたデータを適正に評価することが要求されます。私たちが提供するデータで、お客様がご安心していただけますよう、若手もベテラン問わず日々技術の向上に努めています。

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