日本法科学技術学会主催の第26回学術集会にて技術発表しました
2020年11月13日に日本法科学技術学会主催の第26回 学術集会において、弊社技術スタッフが「火災焼残物中の油性成分分析に対する水素キャリアGC/MSの適応性(第2報)」というテーマで調査事例を紹介しました。
前年の発表に引き続き油性成分分析における水素キャリアGC/MSについての検討として、
①各種ポリオレフィン系化合物の焼残物を水素キャリアで分析
②一般建材である木材や畳材の焼残物を水素キャリアで分析
を行った結果、油性成分と誤判定を誘発するような化合物の生成は認められず、水素キャリアを用いた場合でも火災現場の油性成分分析に適応可能なことが確認されました。
今後もヘリウムガス供給不足問題は継続すると予想されるところから、弊社では引き続き本研究に関する測定事例・実績を積み重ねる事で水素キャリアGC/MS測定を構築し、お客様からのご依頼にお応えできるよう取り組む所存です。