製品中の“不明な異物”が、外部から混入したものなのか、もしくは原材料物質が変質したものなのか。私たちは年間300件以上解決しているプロフェッショナルです。分析スタッフや分析機器、営業に至るまでのすべてを自社内で揃える一貫体制で40年以上従事し、分析力を高めること、継承することに努力を重ねてまいりました。 異物の種類は、実に様々です。製造技術や原材料も日々進化しているからこそ、異物混入分析には経験や、ノウハウが常に必要とされます。
「意図的な(人為的な)毒物入り食品」などの事例にも象徴されるように、異物混入には製造時、輸送時、保管時、販売時、購入後など非常に多くのシーンが想定され、不明な異物を特定するには、有機物、無機物、金属などの多方面の豊富な知識と、現場経験が必要とされます。分析センターには有機分析、無機分析、金属分析などあらゆる分野のスペシャリストが在籍し、チームで異物混入分析にあたります。同業者からの依頼を受けるほどの高い分析力を支える大きな要因は、チームワークによるものなのです。
弊社では、数多くの分析機器を駆使して異物混入分析に対応しております。
下記に分析機器の一例をご紹介いたします。
最先端の分析機器の積極的な導入により、極小サンプルや、新素材、複合材料、有機物、無機物など幅広い物質の特定・分析が可能です。
SAKURAI Rei
材料評価事業部
異物分析を主に担当しています。異物混入問題は製造時、保管時、販売時など様々な場面で発生する可能性がありますが私どもは未知物質である異物が有機物か無機物、金属由来のものかを判断するために様々な分析手法を用いて異物の成分特定を行います。小さなサンプルでも、今まで携わってきた異物分析で培った前処理のノウハウを活かし、異物の情報を最大限引き出します。成分だけでなく、どういった材料に使われるものか、どこから混入したものかも併せて報告させて頂きます。
食品等への異物混入問題に対する世の中の評価はますます厳しくなり、企業イメージに深刻な影響を与えかねません。一口に異物と言っても、製造段階の品質検査で発見 されたものはもちろんのこと、消費者側の過失により発生した混入物であってもメーカーに持ち込まれるケースもあります。いずれにしても、製造側としては社会的責任を全うする立場、あるいは自己防衛的な意味合いも含め、異物の特定から混入経路の追跡といった調査を素早く、確実に行わなくてはなりません。
調査に当たってはまず、異物が何であるかを知る必要があります。弊社では、最新鋭の分析機器を駆使して分析・解析を行い、さらに、これまで蓄積された異物調査のデータと経験に基づいて、お客様に迅速かつ的確なご報告・アドバイスを差し上げることができます。