弊社では、合金の化学成分分析を実施しています。純金属に他の元素を加えて作られる合金は、その組成や製造方法により、機械的強度、耐熱性、耐食性などの性質が向上することから、様々な用途に利用されています。そのため、信頼される合金製品の証明には、化学成分分析による品質確認が大変重要となります。ここでは、弊社が過去に取り組んだ合金の化学成分分析の事例についてご紹介しているシリーズ最終回です。
【分析事例】銅合金の材質確認
新型コロナウイルスの影響で3密を回避する接触制限、マスクの着用や手指の消毒などによるウイルスとの接触を避ける新しい生活様式が浸透しました。
こうした中で、従来からストレーナーやドアノブ・手すりなどの製品に用いられている銅の抗菌作用が、改めて注目されています。さまざまな種類の銅合金の正確な材質情報を把握するためには、JIS法による化学成分分析が有効となります。
今回ご紹介した事例以外にも、様々な種類の合金について化学成分分析を実施しています。JIS法のほか、お客様が知りたいデータをご提供できるよう、ご要望に沿った試験プランもご提案いたします。
弊社がこれまで培ってきた技術力と豊富な知見により、信頼性の高いデータをご提供いたします。