フレームレス原子吸光分析装置(FL-AAS)
アジレント・テクノロジー(バリアン)製 SpectrAA240Z
基底状態の原子は元素固有の波長を持った光を吸収し、励起状態に変化します。炎などの熱源(エネルギー)に導入された物質は熱分解により基底状態の原子となります。これに元素固有の波長を持った光を当てると、その光を吸収し励起状態の原子(原子吸収)となります。原子吸収により減光した量(吸光度)を測定し、目的元素の濃度を算出する方法が原子吸光光度法です。
フレームレス原子吸光分析装置では、試料溶液をグラファイト炉にて乾燥灰化後、発光し、原子吸収による吸光度から定量分析を行い、pptレベルの測定が可能です。
各種分析事例
- 各種産業廃棄物の分析
- 水質分析(河川水・地下水・工場排水)
- 農地・環境士壌・汚染土壌・残士分析
- 食品衛生法に基く玩具分析、器具・容器包装試験
- 環境負荷物質調査